潮力発電とはどういったものでしょうか?
潮力発電とは海中の水流、海峡における潮流、河川の水流などでタービンを通じて、ジェネレーターを回転させることにより発電するシステムのことを言います。
参考:潮力発電
潮力エネルギーはどの様に発生するのでしょうか?
水中に設置されたタービンが水流により回転することにより電気が発生します。潮力の生み出すエネルギーは、水流の自然な流れを損なうことなく、タービンにより、流動力学的エネルギー、そして電力へと変換されてゆきます。
流動力学的エネルギーとは何ですか?
流動力学的エネルギー(Hydrokinetic Energy)とは、ダムや大掛かりな設備を使用することなく抽出可能な潮力により生み出されるエネルギーを意味します。流動力学的エネルギーは水の動き(潮流、河川の流れ、海中の水流等)により生み出されるエネルギーの総称です。
シーアーチンは自然の水流に対する阻害要因とはならないのでしょうか?
シーアーチンを含む、いわゆる第三世代発電タービンと呼ばれる装置は、流動力学的エネルギーから電気を生み出しますが、自然の水流がタービンを通り抜ける過程において、発電する仕組みとなっているので、水流の阻害要因とはなりません。
シーアーチンの設置には海岸にダムや大掛かりな設備が必要なのではないでしょうか?
ダムは水流を一旦せきとめることにより一定量のエネルギーを溜め込み、それを放出することによりタービンを回転させ発電するシステムです。このシステムを採用した代表的な発電システムとして、フランスのランス発電所を上げることが出来ます。シーアーチンによる潮力発電システムに関しては、ダムや大掛かりな設備は必要としません。シーアーチンの設置方法は設置場所に応じて柔軟に選択することが可能です。係留による浮体式の設置方法を選択することにより、大掛かりな設備投資を回避することが可能です。
Cpとは何ですか?
Cpはパワー係数を意味し、流体の生み出すエネルギーがどれだけ効率よく電力へと変換されているかを表示する数値です。再生可能エネルギーの業界においては、Cpは、タービンの有する回転翼の回転直径と結びついて考えられています。Cpの高い優れたタービンは、短い直径でより多くの電力を生み出す事が出来ます。シーアーチンは他機種に比較して、より高いCpの実現を念頭にデザインされています。
ベッツの法則(限界)とはどういう意味ですか?
ベッツの限界値は、タービンが記録可能なCpの最大理論値を意味します。ベッツによれば、その限界値は59.3%とされています。(ベッツの法則ご参照)シーアーチンは回転翼を筒で包む特殊なデザインを採用することにより、ベッツの限界値を越えたCpを可能にしています。
シーアーチンは大型化が可能でしょうか?
シーアーチンはシンプルな構造で堅牢性に優れたデザインを採用しているため、300Wから1MWと、幅広い機種の製造が容易に可能です。シーアーチンの基本コンセプトは、全ての容量に適応出来ます。
シーアーチンの素材は環境に影響を与えないのでしょうか?
環境に対して安全基準を満たした既存の原料を使用して製造します。そのため、環境への影響が最小限な上、製造、メインテナンスにかかるコストも抑えることが出来ます。
シーアーチンはどれだけの電力を供給することが出来るのですか?
1MWの大型シーアーチン一基につき、およそ1000世帯の電力需要を賄う事が可能です。
そもそも潮力エネルギーを使用するメリットとは何なのでしょうか?
潮力エネルギーは供給予測が可能で、しかも、ほぼ無限に存在するエネルギーです。タービンは海中に設置されるため、私たちの日々の生活を脅かすことなく、もくもくと電力を供給し続けます。
本当に潮力エネルギーははそれほど信頼に値するエネルギー源なのでしょうか?
潮流は、例外なく毎日二回づつ発生し、数年先まで予測することが可能です。そういう意味では、先行きが予測不可能な風力に比較し、ベースエネルギー源として、より多くの可能性を秘めていると言えます。潮力発電タービンは、秒速2〜3メートルの水流で、充分な量の発電が可能ですが、風力発電タービンが、同等の風速で生み出す電力の実に4倍の電力を生み出すことが可能です。
海洋の生態系に対する影響はありませんか?
国際的な調査の結果、海洋エネルギーに関するタービンの海洋生物に対する影響は殆ど認められないとの結果が発表されています。シーアーチンはオーストラリア政府による環境基準を満たしております。